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- 伊東 孝
- 日本大学理工学研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Movable Bridges in Chicago
- Evolution of the Chicago Type Movable Bridge and its Arrangement in Urban Area
- シカゴ・タイプの展開とアーバン・デザイン
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説明
1940 (昭和15) 年に竣工した勝閧橋は、東洋一の可動橋といわれた。橋桁がハの字に開く双葉の可動橋は、わが国でははじめてのタイプであり、シカゴ・タイプの可動橋ともいわれた。シカゴ市での現地調査とヒアリングおよび文献などから次のことが判明した。(1) シカゴ市の管理橋だけでも50の可動橋が存在し、そのうち30橋が稼動している。このほか鉄道橋の可動橋もある。かつては舟運交通のために橋を開閉していたが、現在では春と秋にミシガン湖に出入りするレジャー用のヨットのために橋を動かしている。(2) 可動橋の発展は、4期にわけられる。重要なのは、二期の都市美運動に端を発する検討時期である。可動橋のデザインと装飾は、シカゴ・プランにもかかわったE. H. ベネットが中心になってまとめ、モデルはパリのネオ・バロック様式にあった。
収録刊行物
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- 土木史研究
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土木史研究 14 219-229, 1994
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679305272576
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- NII論文ID
- 130004038217
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- ISSN
- 18848141
- 09167293
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可