シリコンウェーハ製造研磨におけるウェーハエッジ形状の影響評価

書誌事項

タイトル別名
  • The impact of wafer edge profile on polishing performance in silicon wafer manufacturing
  • シリコン ウェーハ セイゾウ ケンマ ニ オケル ウェーハ エッジ ケイジョウ ノ エイキョウ ヒョウカ

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説明

半導体デバイス製造におけるリソグラフィプロセスやCMPプロセスにおいて,ウェーハエッジ領域近傍まで均一な処理を行なうためには,シリコンウェーハのエッジロールオフをより小さくすることが必須となる.そこで,シリコンウェーハ製造時のCMPプロセスにおいて,エッジロールオフの指標であるロールオフ量(Roll Off Amount: ROA)を小さくする方法のひとつとしてエッジ形状の最適化を提案した.また,両面研磨と片面研磨の研磨レート分布がウェーハ表面の面圧分布のみに比例すると仮定し,FEM解析を用いた面圧分布計算によりウェーハエッジ領域近傍における面圧分布を評価した.その結果,両面研磨,片面研磨のどちらにおいても,エッジ幅(edge width)が小さいほどROAを小さくできることがわかった.また,これは研磨パッドのヤング率が1~15MPaの間ではヤング率によらないこと,さらには両面研磨においてキャリア厚さがウェーハ厚さ以下の場合にはキャリア厚さによらないことがわかった.

収録刊行物

  • 砥粒加工学会誌

    砥粒加工学会誌 53 (2), 105-110, 2009

    公益社団法人 砥粒加工学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (14)*注記

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