集学的治療を施行した多発性Bowen病およびBowen癌の1例
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説明
82歳, 女性の多発性Bowen病およびBowen癌の症例を報告した。Bowen癌に対して電子線照射, 5-FU軟膏の外用, 化学療法などを行い, 著効をみたが, 最終的には手術を施行した。リンパ節転移に対しては, 電子線照射を施行し, 著効を得た。また肝への転移巣に対しては, γ-IFN (interferon) およびIL-II (interleukin-II) の全身投与を行ったが,有効と判定するには至らなかった。<br>多発性Bowen病の皮疹に対しては, 部位によりγ-INFの局注, デルモパン照射, 凍結療法, 5-FU軟膏の外用などを施行し, いずれの治療の結果も有効であった。またそれぞれの治療方法の長所および短所についても述べた。
収録刊行物
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- Skin Cancer
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Skin Cancer 2 141-145, 1987
日本皮膚悪性腫瘍学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679313747840
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- NII論文ID
- 130001078649
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- ISSN
- 18843549
- 09153535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可