院内連携によるチーム医療(2)看護師の立場から
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- 村松 春菜
- 新潟県立リウマチセンター看護師
書誌事項
- タイトル別名
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- Team practice in collaboration with medical staff in Niigata Rheumatic Center -From the standpoint of nurses-
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抄録
<p> 関節リウマチ(RA)は,生物学的製剤の登場など,薬物治療の進歩により寛解を目指すことが可能となった.それに伴い,RA治療には高い専門性が求められている.患者の生活の質向上には,RAをよく理解している各分野の専門職が互いに連携し,患者を中心としたチーム医療を提供することと,疾患特性を理解したケアを実施することが必要である. <br> 看護師はあらゆる医療現場において幅広い業務を担い得ることから,「チーム医療のキーパーソン」である.当院では看護専門外来とフットケアを看護師が担当している.看護専門外来では,専用の個室と時間を設けて患者教育を行っている.患者との対話から抱えている問題に気づき,多職種への橋渡しができるようになった.フットケアでは,胼胝や鶏眼を削る処置を行っている.これらの処置で,疼痛は一時的に軽減することができる.再発予防などを目的とし,理学療法士や義肢装具士との連携も行っている. <br> 本稿では,チーム医療における看護専門外来とフットケアの役割について紹介する.</p>
収録刊行物
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- 臨床リウマチ
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臨床リウマチ 29 (1), 66-71, 2017
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679319390848
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- NII論文ID
- 130006789766
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- ISSN
- 21890595
- 09148760
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可