コリンオキシダーゼ固定化酵素反応カラムを用いるサプリメント中のコリンのフローインジェクション分析

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タイトル別名
  • Flow Injection Analysis of Choline in Supplements Using Choline Oxidase Immobilized Enzyme Reactor Column
  • コリン オキシダーゼ コテイカ コウソ ハンノウ カラム オ モチイル サプリメントチュウ ノ コリン ノ フロー インジェクション ブンセキ

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説明

コリンオキシダーゼ(ChO)とペルオキシダーゼ(POD)を担体であるキトサンに固定化し,固定化酵素反応カラムとしてシステムに組み込んだ簡易で高感度なコリン分析用フローインジェクション分析(FIA)システムを開発した.酵素の固定化はSchiff塩基生成反応を利用したグルタルアルデヒド架橋法で行い,検出器は蛍光光度検出器を用いた.調製した固定化酵素反応カラムをFIAシステムに組み込み,分析の諸条件としてキャリヤー組成,ポンプの流量,試料注入量などを検討し,システムの最適化を試みた.本システムでの1回の分析時間は3分間程度であった.また,検量線は0.2~10 μmol dm−3まで相関係数0.999以上の直線関係が得られ,検出下限は0.1 μmol dm−3であった.実試料中の共存物質の影響を添加回収実験で行った後,実試料としてサプリメント中のコリンの定量を試みたところ,同一試料5回繰り返し測定による相対標準偏差は0.3% 以内と,共存物質の影響を受けずに定量できることを確認した.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 56 (9), 765-771, 2007

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (30)*注記

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