書誌事項
- タイトル別名
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- Utility of Kaplan-Meier method and risk classification for recurrence rate of primary spontaneous pneumothorax
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説明
原発性自然気胸の術後再発率について統一された記載基準はない.当科で手術を施行した原発性自然気胸96症例を対象としKaplan-Meier法(K法),単純法(S法)による再発率を各々算出し検討した.算出方法,患者背景からみて最も再発率が低かったのが25歳以上の群と喫煙歴のある群のK法で2.9%,最も高かったのが25歳未満の群のK法で26.6%であった. またS法では喫煙歴のない群が最も高く20.8%であり,再発率の大きな相違が判明した.再発率の算出方法に優劣はないものの標準化することが重要であり,その正確性などからK法は有用と考えられた.初回手術症例の患者背景において「25歳未満」が有意な再発因子であった.再発因子に応じて低リスク群と高リスク群に分類するとK法で術後2年時の再発率はそれぞれ0%,22.0%と有意差を認めた.将来,リスク分類に応じた治療方針立案が可能となるかもしれない.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 28 (4), 427-432, 2014
日本呼吸器外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679337992320
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- NII論文ID
- 130004495383
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可