胸腔鏡併用頚部襟状切開で切除した胸郭内進展腕神経叢原発神経鞘腫の一例

  • 狩野 孝
    大阪府立呼吸器アレルギー医療センター 呼吸器外科
  • 太田 三徳
    大阪府立呼吸器アレルギー医療センター 呼吸器外科
  • 新谷 康
    大阪府立呼吸器アレルギー医療センター 呼吸器外科
  • 池田 直樹
    大阪府立呼吸器アレルギー医療センター 呼吸器外科
  • 岩崎 輝夫
    大阪府立呼吸器アレルギー医療センター 呼吸器外科

書誌事項

タイトル別名
  • Transcervical resection of brachial plexus schwannoma assisted with thoracoscope

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抄録

症例は56歳,女性.2006年8月,職場検診の胸部レントゲン写真において左肺尖部に腫瘤影を指摘され,左前腕しびれ感もあったため当院紹介入院となった.胸部造影CTおよびMRIにより,胸郭入口部発生神経原性腫瘍と診断し手術を施行した.左側頚部襟状切開の上,胸腔内より胸腔鏡で観察して腫瘍と左鎖骨下動脈との剥離を行い,腕神経叢より発生した直径2cmの神経鞘腫を摘出した.術前より自覚した尺側神経麻痺は,術後一旦悪化したが運動療法により改善し第12病日に退院となった.

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (24)*注記

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