好熱菌の耐熱性酵素グルタミンシンテターゼを用いるISFET型L-グルタミン酸センサー

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タイトル別名
  • ISFET-Type L-Glutamate Sensor Using Thermophilic Glutamine Synthetase from a Thermophile

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説明

好熱菌由来の耐熱性酵素グルタミンシンテターゼとイオン感応牲電界効果トランジスターとを組み合わせたグルタミン酸センサーを試作した。本センサーにおいて,グルタミン酸に対する応答を測定した結果,L-グルタミン酸濃度0.5~100mmol.dm-3の範囲でL-グルタミン酸の定量が可能であることがわかった。応答時間はこのとき3~5分であった。また,各種のアミノ酸に対する応答を調べた結果,L-グルタミン酸のみに応答が得られた。好熱菌のグルタミンシンテターゼは55℃ まで安定な酵素であるので,50℃ の温度でも十分安定なグルタミン酸センサーを構築できることがわかった。本センサーの同時再現性においては,変動係数9.3%で良好な再現性が得ら液た。保存安定性を30℃ で測定したところ,20日までは安定した応答が得られたが,30日目から出力が初期出力の45%に低下することがわかった。

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