電子出版の可能性と印刷会社の役割
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- 千葉 弘幸
- 社団法人 日本印刷技術協会
書誌事項
- タイトル別名
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- The Chance of E-Book and the Printing Companies Action
抄録
2010 年1 月にアップル社がタブレット型PC のiPad を発表して以来、国内でも「電子書籍元年」と喧伝されることとなった。その後、出版社や大手書店、大手印刷、通信キャリア、電機メーカーが入り乱れて、電子書籍ビジネスに参入しようとしている。<br> また、電子書籍は出版社や書店、取次が関わる販売用の書籍、雑誌、新聞だけに限定されるものではない。さまざまな配布用の印刷物、商品カタログやチラシ、各種マニュアルや取扱説明書、教育分野など、商業出版以外の分野にも大きな影響がある。<br> そのような環境を想定すると、コンテンツの一元化を実現し、印刷と電子出版を同時に行うワンソースマルチユースがさらに求められるようになるだろう。文字と画像だけでなく、動画や音声も必要となる。印刷会社の役割として、このようなクライアントの要請に応えて、文字と画像・音声や動画などのコンテンツを編集・加工し、さまざまなソリューションやサービスを提供することが常に求められるだろう。
収録刊行物
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- 情報知識学会誌
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情報知識学会誌 21 (4), 423-429, 2011
情報知識学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679400425216
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- NII論文ID
- 130002113754
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- ISSN
- 18817661
- 09171436
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可