書誌事項
- タイトル別名
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- Discrepancy of Elevated Levels between Fibrin/Fibrinogen Degradation Products and D-dimer in Sepsis
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説明
sepsisにおいてFDPとD-dimer値の挙動は, 必ずしも一致しないことが知られている. 今回, 両者の特性を明らかにすることを目的とした.[方法]臨床的にsepsisと診断された42例において診断日と診断後3日目にFDPとD-dimerの測定し, 両者を比較した. [結果と 察]18例ではmultipleorgan dysfunction syndrome(MODS)の合併がみられた(MODS群). Sepsis発症時におけるFDP値は, MODSを合併しなかったnon-MODS群, MODS群間で差はみられなかったが, D-dimer値はMODS群において有意に高値であった(p< 0. 05). 一方発症後3日目におけるFDP, D-dimer値はいずれもMODS群が高値を示した. D-dimer/FDP比の比較では発症日, 発症3日後でともにMODS群が有意に高値を示した(p< 0. 01). sepsisではD-dimerは早期から上昇がみられ, MODS発症の予測に有用と考えられた.
収録刊行物
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- 日本血栓止血学会誌
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日本血栓止血学会誌 14 (3), 253-259, 2003
一般社団法人 日本血栓止血学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679420762368
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- NII論文ID
- 10011193497
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- NII書誌ID
- AN10353762
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3sXntFKks7Y%3D
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- ISSN
- 18808808
- 09157441
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可