腹腔鏡下胃切除術患者における併存症および手術要因が医療資源消費量に与える影響

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タイトル別名
  • Influence of factors comorbidity and related to surgery on the usage of medical resources in patients undergoing surgery for gastric malignancy
  • フククウキョウ カ イ セツジョジュツ カンジャ ニ オケル ヘイソンショウ オヨビ シュジュツ ヨウイン ガ イリョウ シゲン ショウヒリョウ ニ アタエル エイキョウ

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抄録

本研究は,腹腔鏡下胃切除術において,併存症,手術要因が在院日数とどのような関連があるかを明らかにすることを目的とした.平成20年7月〜平成24年3月に胃悪性腫瘍の手術を施行した患者のうち21件を対象とした.対象を併存症あり群と併存症なし群に分けた結果,「術前在院日数」の中央値は併存症あり群が4.0日,併存症なし群が3.0日となり,併存症なし群より併存症あり群が有意に高かった(Mann-WhitneyのU検定:p<0.05).次に「術前在院日数」に影響を与える要因を分析するため重回帰分析を行った結果,併存症としての糖尿病が要因として挙げられた.腹腔鏡下胃悪性腫瘍患者において,血糖コントロールが「術前在院日数」に影響していることが示唆された.

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