方法としての『病院の世紀の理論』(<特集1>医療・経済・社会)

書誌事項

タイトル別名
  • A Reflection on the Methodology behind The Theory of the Hospital Century(Medicine, Economy and Society)
  • 方法としての『病院の世紀の理論』
  • ホウホウ ト シテ ノ ビョウイン ノ セイキ ノ リロン

この論文をさがす

説明

本稿は、筆者が2010年3月に上梓した『病院の世紀の理論』の方法論的省察である。本書では、「ある問いから出発して、その問いを補題として含む一般的な問いへと移行する」というパラダイム生成指向的戦略を基礎として、これを補完する3つの研究戦略が組み合わせられた。そして、筆者の理解するかぎり、この研究戦略は本書の研究の正否に影響を与えている。この「体験」から、一般に、社会政策や社会学など、特定の研究方法が自明化されていない研究分野においては、研究方法の選択基準を含む研究戦略を方法論の骨格に据えることの重要性が示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ