書誌事項
- タイトル別名
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- The Effect of Emu Oil on Lipid Metabolism in Rats
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抄録
リノール酸などの不飽和脂肪酸は,必須脂肪酸として生体の恒常性維持に不可欠なばかりか,血中コレステロールの上昇抑制作用を有することが知られている。エミュー(学名:Dromaius novaehollandiae)はオーストラリア原産の大型走鳥類で,エミューの皮下脂肪から調製したエミューオイルは原住民により万能薬として用いられてきた歴史がある。エミューオイルには,オレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれており,エミューオイルの経口投与は皮膚炎や関節炎への抗炎症作用が報告されている。一方,血中脂質の抑制作用や脂質代謝の改善作用が報告されているが,詳細なデータはいまだ報告されていない。本論文では,エミューオイルの経口投与がラットの脂質代謝に及ぼす影響を分析した。エミューオイルの経口投与(1.0mg/kg/day)6週間では,体重や精巣上体脂質量に対する影響は認められなかった。しかし,精巣上部脂質から単離した脂肪細胞をイソプロテレノールで刺激して生じる脂質分解反応は,エミューオイル投与群でラード投与群や大豆油投与群に比べて亢進した。以上の結果より,エミューオイルの経口投与はラットの脂質代謝に影響を及ぼし,投与量依存的に脂肪分解反応を亢進することがわかった。エミューオイルの脂質代謝に及ぼす注目すべき影響は,機能性食品や医薬品に応用可能と考えられる。
収録刊行物
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- 日本健康医学会雑誌
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日本健康医学会雑誌 22 (2), 92-97, 2013
日本健康医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679458264192
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- NII論文ID
- 110009634818
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- NII書誌ID
- AA11419208
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- ISSN
- 24239828
- 13430025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可