いじめ被害とストレス反応,仲間関係,学校適応感との関連

書誌事項

タイトル別名
  • Relationships between Victimization and Psychological Stress, Peer Relationships, and Enjoyment of School Life:
  • いじめ被害とストレス反応,仲間関係,学校適応感との関連--電子いじめ被害も含めた検討
  • イジメ ヒガイ ト ストレス ハンノウ ナカマ カンケイ ガッコウ テキオウカン ト ノ カンレン デンシ イジメ ヒガイ モ フクメタ ケントウ
  • ―電子いじめ被害も含めた検討―
  • Traditional and Cyber Bullying

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抄録

本研究の目的は,いじめ被害とストレス反応,仲間関係,学級適応感との関連について明らかにすることであった。中学生1,271名を対象に,質問紙調査を行った。伝統的いじめ被害経験と電子いじめ被害経験の統計量をもとに階層的クラスター分析を行い,いじめ被害群を7つに類型化した。伝統的間接いじめ被害優位群は,いじめ被害低群よりも学校適応感が低く,不機嫌・怒り感情,抑うつ・不安感情,身体的反応といったストレス反応が高いことが示された。電子的間接いじめ被害優位群は,いじめ被害低群よりも,抑うつ・不安感情が高いことが示された。伝統的直接いじめ被害優位群は,いじめ被害低群よりも,抑うつ・不安感情や無気力的認知・思考が高いことが示された。全般的いじめ被害群は,いじめ被害低群よりも,不機嫌・怒りの感情,抑うつ・不安感情,無気力的認知・思考が高いことが示された。不特定他者を含めた電子いじめ被害優位群は,いじめ被害低群よりも抑うつ・不安感情が高く,また学級内の仲間の人数が少ないことが示された。

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被引用文献 (1)*注記

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