コルヒチン:昔ながらの痛風治療薬に新しい効能発見
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- 高木 彰紀
- 慶應義塾大学薬学部薬剤学講座
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説明
コルヒチンは,イヌサフランに含まれるアルカロイドで痛風発作の緩解および予防に適応を有する.コルヒチンによる痛風発作寛解における作用機序は,好中球の機能抑制によると考えられている.また適応外使用であるが,メルクマニュアルには心膜炎の初回エピソードに効果的であり,再発の防止に役立つと記載されている.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) コルヒチン錠0.5mg 「タカタ」 添付文書<br>2) Mark H. Beersほか,“メルクマニュアル日本語版 (第18版) ”, 日経BP社, 東京, 2006, pp. 767-773.<br>3) Imazio M. et al., Heart, 98, 1078-1082 (2012).<br>4) Imazio M. et al., N. Engl. J. Med., 369, 1522-1528 (2013).
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 50 (10), 1031-1031, 2014
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679476124416
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- NII論文ID
- 130005265892
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可