気液平衡条件下における蟻酸メチル分解・合成反応の化学平衡解析

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タイトル別名
  • Chemical Equilibrium Analysis of the Decomposition and Synthesis Reaction of Methyl Formate under Conditions of Vapor-liquid Equilibrium.
  • キエキ ヘイコウ ジョウケン カ ニ オケル ギサン メチル ブンカイ ゴウセイ ハンノウ ノ カガク ヘイコウ カイセキ

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抄録

本研究では,蟻酸メチル分解・合成反応を利用した排熱回収用ケミカルヒートポンプシステムを設計する為の基礎研究として,気液平衡条件下における化学平衡が実現する3成分系の反応である蟻酸メチル分解・合成反応に対して,各成分のモル分率の平衡値を理論的に導出し,流通式実験データの解釈に適用した.測定範囲は,分解反応で温度283–343K,圧力0.6–1.5MPa,合成反応で温度333–393K,圧力3.0–5.0MPaである.気液平衡条件下の化学平衡が実現した状態の計算値を流通式実験データの解釈に適用した結果,圧力0.6MPaにおける蟻酸メチル分解反応では,323K程度以上で計算値に近づき,343Kで平衡状態に近づくことを明らかにした.また圧力5.OMPaにおける蟻酸メチル合成反応では,363K程度以上で計算値から正に偏椅し,393Kで平衡状態に近づくことを明らかにした.

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