X線サチコンを使った放射光バイオイメージング : 癌増殖に伴う微小腫瘍血管の観察(高機能イメージセンサ)

書誌事項

タイトル別名
  • Synchrotron Radiation Bioimaging using X-ray SATICON : Observation of tumor-derived small blood vessels
  • X線サチコンを使った放射光バイオイメージング--癌増殖に伴う微小腫瘍血管の観察
  • Xセン サチコン オ ツカッタ ホウシャコウ バイオイメージング ガン ゾウショク ニ トモナウ ビショウ シュヨウ ケッカン ノ カンサツ

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説明

大型放射光施設Spring-8での放射光を利用した医学応用研究のために、X線に対する直接変換型撮像管サチコンを使った解像度約10μm(視野9.5mm×9.5mm)の画像撮影装置を開発した。X線直接変換型検出器ではX線が電気信号に直接変換されるため、変換過程での解像度低下が無視でき非常に高解像度な画像撮影ができる。光学顕微鏡では組織表面の構造しか観察できないが、X線ならばセンチメニターオーダーの組織の内部構造をマイクロメーターオーダーで画像化できる。腫瘍を移植したラットを使った腫瘍増殖過程の研究において、腫瘍の回りに形成される腫瘍に栄養を供給する内径20〜30μm程度の微小血管が観察できた。

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