メディアプロセッサにおける可変長復号処理の高速化(マルチメディア通信とQoS, VoIP, ストリーミング, 一般)

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タイトル別名
  • High Performance Implementation of Decoding Variable Length Codes on Media Processor
  • メディアプロセッサにおける可変長復号処理の高速化
  • メディアプロセッサ ニ オケル カヘンチョウフクゴウ ショリ ノ コウソクカ

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抄録

一般にプロセッサの高性能化のために,SIMD型の命令やVLIWアーキテクチャを採用すれば,逆量子化や逆DCT等の処理は効率良く行える.しかし,アルゴリズムが本質的に逐次的である可変長符号の復号処理では,何の効果ももたらさない.この問題に対処するために,VLIWアーキテクチャをベースとしたメディアプロセッサMAPCAの開発において,我々は可変長符号の復号処理専用のコプロセッサを実装した.その結果,VLIW型CPUのみを使用した場合と比較して,MPEG-4ビデオデコーダの実行性能が約3.1倍向上し,動作周波数128MHzでSIF(352x240)サイズ4本,または,QSIF(176x120)サイズ16本,30fpsのマルチストリームデコードを可能にした.

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