広ダイナミックレンジプロジェクタ : MTF特性と、画像の色成分の解像度と画質(ディスプレイー般)

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タイトル別名
  • High dynamic range projector : MTF measurement and image quality assessment regarding to the chrominance resolution
  • 広ダイナミックレンジプロジェクタ:MTF特性と、画像の色成分の解像度と画質
  • コウダイナミック レンジ プロジェクタ MTF トクセイ ト ガゾウ ノ イロ セイブン ノ カイゾウド ト ガシツ

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抄録

我々は、光の二重変調を特徴とする広ダイナミックレンジプロジェクタの研究・開発を行っている。すでに4096×2160画素の解像度を持つ試作機を完成させ、およそ100万対1の非常に広いダイナミックレンジを特つことを確認している。このプロジェクタは2つの変調節を持つ。光源からの光は最初に第一変調節において色成分で変調され、次に第二変調節において輝度成分で変調された後に投射される。このような2つの変調部を持つプロジェクタの解像度特性を調べるために、それぞれの変調部のMTFと全体システムのMTFを実測した。また、変調を色変調と輝度変調に分離していることにより、輝度成分の解像度を保持したまま、色成分の解像度を低下させた画像を表示できる。色成分の解像度を段階的に低下させた画像を表示した場合に、観視者がどの程度の画質劣化を感じるかに関する主観評価実験を行った。その結果、色成分の解像度を入力画像の解像度の半分にしても全く画質劣化を感じないこと、画質劣化が検知されるのは色成分の解像度を1/4程度に低下させた場合であること、が分かった。

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