含硫蛋白系食品の変質機構に関する研究(第2報)

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Degradation Mechanisms of Proteins and their Derivatives in the Foods. Part II
  • ガンリュウタンパクケイ ショクヒン ノ ヘンシツ キコウ ニ カンスル ケンキュウ 2
  • On the Heat-labile Sulfur Compounds in Soy-bean Meal Hydrolysates
  • 酸分解アミノ酸液中の含硫化合物について

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抄録

酸分解アミノ酸液に含まれる熱に不安定な含硫化合物の吸着剤に対する挙動,アミノ基, SH基または-S-S-基の存在を検討した.<br> (1) 水溶液より脱色炭に吸着され,塩酸,フェノール溶液では殆んど溶離せず, O.1Nアンモニア水によって溶出する.<br> (2) 濾紙粉末柱によって更に精製しフェニルアラニンおよびチロシンを除去し得たが,加熱により硫化水素を発生する区分の着色物質とニンヒドリン陽性物質とを分別し得なかった.<br> (3) 更に活性アルミナカラムクロマトグラフィーを用いてシスチンを除去した,ニンヒドリン呈色反応によれば,この含硫化合物におけるアミノ基の存在は疑わしい.<br> (4) p-Chloromercuribenzoateによって含硫化合物中のSH基または-S-S-基の検出を試みたが確認されなかった.

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