アジアとヨーロッパをつなぐ「ボスポラス海峡横断鉄道トンネル」─100年の耐用年数を保証する強度,耐久性と止水性能を備えた構造物─

  • 山本 平
    大成建設(株) 土木本部土木設計部 特殊構造設計室
  • 横田 和直
    大成建設(株) 名古屋支店第二東名高速道路設楽原パーキングエリア工事作業所
  • 小柳 司
    大成建設(株) 東京支店中部横断大島トンネル作業所
  • 清水 良純
    大成建設(株) 関西支店新名神竜王山トンネル工事作業所

書誌事項

タイトル別名
  • Railway Tunnel Crossing the Bosphorus Strait to Connect Asia and Europe─Structures Provided the Strength, Durability and Waterproofness of 100 Year Service Life─
  • 工事記録 アジアとヨーロッパをつなぐ「ボスポラス海峡横断鉄道トンネル」 : 100年の耐用年数を保証する強度、耐久性と止水性能を備えた構造物
  • コウジ キロク アジア ト ヨーロッパ オ ツナグ 「 ボスポラス カイキョウ オウダン テツドウ トンネル 」 : 100ネン ノ タイヨウ ネンスウ オ ホショウ スル キョウド 、 タイキュウセイ ト シスイ セイノウ オ ソナエタ コウゾウブツ

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説明

2013年10月29日に開業したボスポラス海峡横断鉄道は,アジアとヨーロッパを沈埋工法とシールド工法,NATMにより結ぶ地下トンネルであり,「トルコ国民150年の夢」と呼ばれる建設事業である。このトンネルを構成する沈埋函体,シールドセグメント,覆工や駅舎構築物のコンクリートには,100年の耐用年数を保証する強度,耐久性と止水性能が要求された。本稿では,世界中の専門家から「不可能に近い事業だ」といわれたこの工事の概要を紹介するとともに,函体・セグメントの製作やトンネル施工などのコンクリート関連技術と,トンネル構造としての耐震性等を確保するためのセメント系材料の施工について報告する。

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 52 (11), 1007-1012, 2014

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

参考文献 (1)*注記

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