PC鋼材の付着性能が異なるPPC梁の曲げひび割れ性状

書誌事項

タイトル別名
  • Flexural Crack Behaviors of Partially Prestressed Concrete Beams with Different Bond Performance
  • PC コウザイ ノ フチャク セイノウ ガ コトナル PPCリョウ ノ マゲ ヒビワレ セイジョウ

この論文をさがす

抄録

ポストテンション方式およびプレテンション方式により作製したPPC(Partially Prestressed Concrete)梁の曲げひび割れ性状について,その実験結果を報告する。コンクリートの圧縮強度は,100 N/mm2,70 N/mm2,および35 N/mm2に変化させた。そして,アンボンドも含めたPCグラウトの品質を変えたポストテンション方式のPPC梁およびプレテンション方式のPPC梁におけるPC鋼より線やPC鋼棒のPC鋼材とコンクリートの付着性能は,PPC梁の曲げひび割れ性状に大きな影響を及ぼすことを報告する。また100 N/mm2級の高強度コンクリートを用いたPPC梁では,プレテンション方式よりも高強度PCグラウトを充填したポストテンション方式のPPC梁の方が,曲げひび割れ性状が良好であることも報告する。そして,土木学会コンクリート標準示方書における曲げひび割れ幅の算定式の適用性に言及する。

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 53 (6), 542-550, 2015

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ