説明
比較的周期が長く波高の大きな波を造波できる水槽がなかったため, 巨大津波においては, 一部の設計には用いられているものの汎用的な耐津波設計にまで至っていない. そこで, 大規模波動地盤総合水路を用い, 周期20s以上で波高0.5m程度までの津波を造波させ, 斜面勾配が1/50もしくは1/30に続く護岸および陸上構造物に作用する津波力の計測を行った.護岸・陸上構造物に作用する最大津波波圧は, 構造物前面の波高に比例すること, さらに, 本実験条件内では, 構造物の前面に強固な構造物がある場合は, 無い場合の7割程度に波高および津波波圧が減衰することがわかった.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 52 746-750, 2005
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679527452672
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- NII論文ID
- 130003991768
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可