X線ディフラクトメーターによるでんぷんの研究(第7報)

書誌事項

タイトル別名
  • X-Ray Diffractometric Studies on Starches. Part VII
  • Xセン ディフラクトメーター ニ ヨル デ ンプン ノ ケンキュウ 7
  • 小角散乱法による粒の微細組織の構造について
  • On the Submicroscopic Structure of the Granule by Means of X-Ray Small Angle Scattering Method

この論文をさがす

説明

湿潤状態(水分45%程度)のでんぷんはジャガイモでは100Å,トウモロコシ,サツマイモでは110Åの長周期が認められた.水分15%程度の風乾状態ではこの長周期は消失する.絶対乾燥の試料では,トウモロコシ,サツマイモは三折線状の,ジャガイモでは単調に強度の減少する小角散乱像を示した.これらはFankuchenらの方法で解析した結果3成分に分けられた.同時に通常の広角X線回折像をとり,ジャガイモでんぷんの結晶子の大きさを半価幅から120~130Åと推定した.これらの結果にもとづいてでんぷん粒の微細構造を検討した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ