改訂基準に対する意見と今後の展開

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タイトル別名
  • Japanese clinical diagnostic criteria for chronic pancreatitis 2009: opinions and future direction

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抄録

わが国の慢性膵炎の診断基準が改訂された.厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班,日本膵臓学会,日本消化器病学会による「慢性膵炎臨床診断基準2009」は,慢性膵炎をアルコール性と非アルコール性に分類し,臨床症候やアルコール摂取を診断項目に取り入れ,画像診断を重視し,早期慢性膵炎を定義するなど,斬新な診断基準となった.2009年5月9日の公聴会では,旧診断基準作成委員の方々,膵領域の専門家,会場の方々から貴重な意見が多数寄せられた.新診断基準が作成された背景を理解していただくためにも,また,新診断基準が目的とした役割を果たし,日常臨床に役立つかどうか今後,検証していくうえでも,公聴会で寄せられた意見は,貴重な資料として記録にとどめておく必要があると考えた.<br>

収録刊行物

  • 膵臓

    膵臓 24 (6), 704-708, 2009

    一般社団法人 日本膵臓学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (7)*注記

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