活動移行時に激しい行動問題を示す自閉症児に対する先行子操作と結果操作による介入

書誌事項

タイトル別名
  • Using Antecedent and Consequent Control to Decrease Problem Behavior in the Transition Between Activities: Child With Autism
  • 活動移行時に激しい行動問題を示す自閉症児に対する先行子操作と結果操作による介入 : 行動問題と望ましい行動の随伴性の分析に基づく支援計画の立案
  • カツドウ イコウジ ニ ハゲシイ コウドウ モンダイ オ シメス ジヘイショウジ ニ タイスル センコウコ ソウサ ト ケッカ ソウサ ニ ヨル カイニュウ : コウドウ モンダイ ト ノゾマシイ コウドウ ノ ズイハンセイ ノ ブンセキ ニ モトズク シエン ケイカク ノ リツアン
  • ―行動問題と望ましい行動の随伴性の分析に基づく支援計画の立案―

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説明

本研究では、活動移行時に激しい行動問題を示す自閉症児に対し、行動問題と移行行動の随伴性の分析に基づく先行子操作と結果操作を行い、移行行動の形成と活動移行時の行動問題の低減を図ることを目的とした。行動問題と移行行動の随伴性の分析の結果から、先行子操作として、スケジュール表、予告タイマー、終了タイマーを導入し、結果操作として行動問題が生起しても必ず活動を移行させ、移行できた場合には言語賞賛を行った。その結果、活動移行時の行動問題は低減し、行動問題が生起することなく、次の活動に移行することができるようになった。この結果から、行動問題と移行行動の随伴性の分析に基づく先行子操作と結果操作が行動問題と移行行動の生起に及ぼす効果について、Horner and Billingsley (1988) が示す、競合行動と標的行動の4つの状況の観点から考察した。

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 50 (1), 45-54, 2012

    一般社団法人 日本特殊教育学会

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