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- 中村 英樹
- 長崎大学病院第一内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Cell death of salivary gland epithelial cells and involvement of HTLV-I in Sjögren's syndrome
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説明
シェーグレン症候群(SS)唾液腺慢性炎症の原因として,唾液腺上皮細胞の細胞死が挙げられる.Fas/Fas ligandや細胞障害性顆粒の関与が知られているが,TRAILによるミトコンドリア経路を介したアポトーシスの関与もみられ,自然免疫系では,TLR3リガンド刺激によりアポトーシス誘導がおこる.また抗アポトーシス分子発現と唾液腺より分泌されるepidermal growth factorが密接に関与していることも明らかとなった.一方,ウイルス感染とSSとの関与も以前より示唆されているが,疫学的にはHTLV-IとSSとの関連が明らかとなっており,HTLV-I関連脊髄症(HAM)においてはSS合併が高頻度である.また,抗HTLV-I陽性SS群では唾液腺破壊が生じにくく,これに異所性二次濾胞(GC)の陽性率が関与していた.HTLV-I感染細胞株HCT-5と,SS患者由来の唾液腺上皮細胞の共培養を行った.共培養上清のサイトカインアレイでは,細胞接着・遊走に関わる分子の経時的増加が観察された.また,共培養時のライセートのアポトーシスアレイでは,FasやチトクロームCなど細胞死を誘導する分子と共にHSP27など抗アポトーシス分子の発現亢進も観察されたが,この間アポトーシス増加は観察されなかった.現在これらvitroの系でHTLV-IとSS唾液腺の関連を検討中である.
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 37 (3), 117-124, 2014
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679629598848
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- NII論文ID
- 130004875922
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2cfnvFWqug%3D%3D
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- HANDLE
- 10069/34720
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- PubMed
- 24974922
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可