持続血糖測定 (continuous glucose monitoring: CGM) からみた血液透析患者における血糖指標の妥当性

  • 小見 理恵子
    湘南鎌倉総合病院糖尿病内分泌内科 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 石岡 邦啓
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 持田 泰寛
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 真栄里 恭子
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 守矢 英和
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 日高 寿美
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 大竹 剛靖
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター
  • 小林 修三
    湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター 湘南鎌倉総合病院臨床研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Validity of glycemic control parameters in patients on hemodialysis: an evaluation based on continuous glucose monitoring
  • ジゾク ケットウ ソクテイ(continuous glucose monitoring : CGM)カラ ミタ ケツエキ トウセキ カンジャ ニ オケル ケットウ シヒョウ ノ ダトウセイ

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抄録

<p>【目的】CGM (continuous glucose monitoring) を用いて血液透析患者の血糖指標を測定し, 従来の血糖管理指標と比較検討した. 【方法】入院維持血液透析患者16名にCGMを施行し, 血糖指標である平均血糖値, 血糖のばらつき (標準偏差, FL), 180mg/dL以上の高血糖面積 (AUCG>180) と, GA (グリコアルブミン), HbA1c, 透析前血糖値との関連性を検討した. 【結果】平均血糖値はGAおよび透析前血糖値と有意な正相関を認めた (p<0.01). FLは透析日で透析前血糖値と有意な正の相関を (p=0.022), 非透析日でGA (p<0.01) および透析前血糖値 (p=0.021) と有意な正相関を認めた. AUCG>180はGAおよび透析前血糖値と有意な正相関を認めた (p<0.01). 平均血糖値, FL, AUCG>180とHbA1cとはいずれも相関を認めなかった. 透析前血糖値はGAと強い相関を示したがHbA1cとは有意な相関は認めなかった. 【結語】GAと透析前血糖値は, 平均血糖値・血糖変動・高血糖と密接な関連を示し, 透析患者の血糖管理指標として有用である.</p>

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参考文献 (24)*注記

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