無尿血液透析患者における食塩摂取量の検討

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  • Appropriate dietary salt intake in patients receiving hemodialysis
  • ムニョウ ケツエキ トウセキ カンジャ ニ オケル ショクエン セッシュリョウ ノ ケントウ

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抄録

<p>慢性透析患者の食事療法基準において食塩摂取量は体重にかかわらず一人1日6g未満とされてきたが, これに従った場合, 一定体重以下の患者では食事摂取量の低下から適正な体重増加がみられずに生命予後が悪化する可能性が示唆されている. 当院における無尿の血液透析患者40名における249機会の体重増加率と食塩摂取量の相関を求めることで, 適正とされているドライウェイト (DW) の5%の体重増加に相当する食塩摂取量を検討した. DW 1kg当たり食塩摂取量とDWに対する体重増加率の回帰分析により, DWに対する体重増加率が5%となる食塩摂取量を算出するとその食塩摂取量は0.14g/kg/日となった. 現在の食事療法基準では食塩摂取量の調整が認められているが, その調整の指標として有用と考えられた. </p>

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