ライムギ・エンバク由来のリボソーム不活性化タンパク質遺伝子を導入したイネの閉鎖系での環境に対する安全性評価

DOI Web Site
  • 青木 秀之
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 廣瀬 竜郎
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 中島 敏彦
    東北農業研究センター
  • 山元 剛
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 森 浩一
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 園田 亮一
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 平八重 一之
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 重宗 明子
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター
  • 矢頭 治
    中央農業総合研究センター:北陸研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Biosafety on Transgenic Rice Plants with the Rye and Oat Ribosome-inactivating Protein Gene
  • ライムギ・エンバク由来のリボソーム不活性タンパク質遺伝子を導入したイネの閉鎖系での環境に対する安全性評価
  • ライムギ エンバク ユライ ノ リボソーム フカッセイ タンパクシツ イデンシ オ ドウニュウ シタ イネ ノ ヘイサケイ デ ノ カンキョウ ニ タイスル アンゼンセイ ヒョウカ

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説明

ライムギ・エンバク由来のリボソーム不活性化タンパク質(RIP)遺伝子を導入したイネは, いもち病, 白葉枯病などの主要病害に抵抗性がある.これらの組換え体に対して文部科学省の「組換えDNA実験指針」に従い, 導入遺伝子の存在様式など5項目にわたる調査を行った.環境に対する安全性を調査した結果, 組換え体と原品種「どんとこい」との間には有意な特性の差は認められなかった.今後は組換え体の後世代を非閉鎖系環境で栽培すると共に, 新たに形態特性および生育特性の再確認, 植物遺体の鋤込み試験, 微生物相への影響などの調査を行う予定である.

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