犬と猫の条虫に対するプラジクアンテル注射剤の駆虫効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Anthelmintic Effect of an Injectable Formulation of Praziquantel on Cestodes in Dogs and Cats
- イヌ ト ネコ ノ ジョウチュウ ニ タイスル プラジクアンテル チュウシャザ
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説明
犬と猫に寄生する条虫に対するプラジクアンテルの注射剤の駆虫効果について検討した. マンソン裂頭条虫のプレロセルコイド3隻を経口投与して実験感染させた猫3頭ずつに対して, 注射剤の皮下注射と筋肉内注射, および比較として錠剤の経口投与をそれぞれ有効成分として30mg/kgの用量で行った結果, いずれの剤型や投与経路で投薬した場合にも, 完全な駆虫効果が得られ薬効に差異は認められなかった. 次いで, 臨床実験として注射剤の皮下注射あるいは筋肉内注射を瓜実条虫感染犬36頭および猫27頭, Taenia sp. 感染犬2頭, 猫条虫感染猫1頭に対して製剤として0.1ml/kg (有効成分として5.68mg/kg) の用量で, またマンソン裂頭条虫感染犬12頭および猫22頭に対して0.6ml/kg (34.08mg/kg) の用量で行ったところ, 供試した全例において糞便中への片節や虫卵の排出が完全に消失し, 本製剤の良好な駆虫効果を確認することができた.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 45 (6), 408-413, 1992
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679684203520
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- NII論文ID
- 130004712867
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- COI
- 1:CAS:528:DyaK38Xlt1Cjt7o%3D
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 3775240
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可