と畜にみられた造血組織腫瘍の酵素組織化学染色による診断

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  • Differential Diagnosis of Hematopoietic Tumors Some Enzyme-Histochemical Stainings
  • トチク ニ ミラレタ ゾウケツ ソシキ シュヨウ ノ コウソ ソシキ カガク

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抄録

昭和52年度から60年度の間に, 新潟県食肉衛生検査所において, 豚82頭, 牛28頭の造血組織の悪性腫瘍を検出した. これらは, 酵素組織化学的染色によって豚8頭および牛2頭の骨髄性白血病, 牛1頭の単球性白血病, 豚1頭の悪性組織球症, 豚73頭および牛25頭のリンパ球性白血病に分類された.<BR>凍結切片を用いるペルオキシダーゼ, 非特異的エステラーゼおよび酸性フォスファターゼ染色は人におけると同様, と畜においても造血組織の腫瘍の鑑別に有用であった. 牛1例のリンパ球性白血病の細胞は塗抹標本の酸性フォスファターゼで陽性を示した.

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