ウシ・ブタにおけるスルファモノメトキシン筋注時の注射部位残留量の薬剤動態学による予測

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  • Pharmacokinetic Estimation of Sulfamonomethoxine Residue at the Site of Intramuscular Injection
  • ウシ ブタ ニ オケル スルファモノメトキシン キンチュウジ ノ チュウシャ

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抄録

1. ウシ・ブタにスルファモノメトキシン (SMX) を静脈内および筋肉内に注射したときの血中濃度曲線から, 筋注した場合の注射部位残留を薬剤動態学的に解析した.<BR>2. ウシ・ブタに筋注されたSMXは, そのほとんど全量が一次反応に従って血液中に移行することが算出され, SMXが注射部位に固着する可能性はないと考えられる.<BR>3. 注射部位からの吸収速度は, ウシではt1/2=13.8分, ブタではt1/2=26.6分と算出された.<BR>4. 以上の結果から, ウシ・ブタに対する最高用量が筋肉内の1ヵ所に注入された場合, 遅くともウシでは5.3時間後, ブタでは10.3時間後に注入部位の濃度が0.1ppm以下になると算定された.

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