コリジョン • コンタクトアスリートに対する<BR>Bankart-Bristow法術後可動域改善の推移<BR>-鏡視下法 vs 直視下法-
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説明
コリジョンコンタクトアスリートの肩関節前方不安定症に対して施行した直視下Bankart-Bristow法(以下OBB法)と鏡視下Bankart-Bristow法(以下ASBB法)術後の可動域を調査し,術式間での改善の差を検討した.Bankart-Bristow法を行ったコリジョンコンタクトアスリートで,6ヵ月まで定期的に経過観察可能であった72例76肩を対象とし,これらをOBB法38肩,ASBB法38肩の2群に分け比較検討した.可動域の推移は1,2,3,4,6ヵ月時に屈曲,外転,下垂位外旋,外転90度位外旋,屈曲90度位外旋の可動域を計測した.可動域は4ヵ月時点で屈曲,外転,屈曲外旋の項目,6ヵ月時点で外転,屈曲外旋の項目でASBB法が有意な改善を認めた.ASBB法は競技復帰時期の可動域改善がより良好であり,アスリートに対して有利な術式と考えられた.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 39 (3), 634-637, 2015
日本肩関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679735957120
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- NII論文ID
- 130005110677
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可