書誌事項
- タイトル別名
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- Efficacy of disopyramide on vasovagal syncope induced by head-up tilt test.
- ―Head-up tilt testを用いた検討―
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説明
原因不明の失神, くりかえす眩暈の既往歴を有する患者10例にHead-up tiIt test (tilt test) を施行し, 誘発されるvasovagal syncope (syncope) に対するdisopyramide (DIS) の有用性を検討した.Tilt testは受動的に80.起立にてsyncopeが誘発されるまで行ない, 最長15分とした.syncope非誘発例にはisoproterenol (ISP) (0.01~0.04μg/kg/min) の持続静注下にtiIt testを行なった.syncopeが誘発された場合, DIS (2mg/kg) を静脈内投与後, 同一条件下でtilt testを行なった.10例中6例がISP負荷なしで, ISP負荷にて4例がtiit-up後, 平均5分±3分に有意な血圧低下 (P<0.01) と共にsyncopeが誘発された.DISは6例に有効であった.4例は無効であったが, このうち3例は失神発現時間の延長が見られた.有効例6例に関しては, 約5±2カ月の外来経過観定にて症状の消失が得られ, synoopeに対してDISが有用であった.
収録刊行物
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- 心電図
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心電図 14 (6), 578-586, 1994
一般社団法人 日本不整脈心電学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679748738432
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- NII論文ID
- 130004087349
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- ISSN
- 18842437
- 02851660
- http://id.crossref.org/issn/00220736
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可