書誌事項
- タイトル別名
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- Myringoplasty with Autologous Fibrinogen
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説明
慢性中耳炎に対する治療法の一つとして、フィブリン糊を用いた接着法が広く定着されてきている。しかし、フィブリン糊はあくまで血液製剤であり、ウイルス感染、アレルギー反応の問題が完全には除外できていない。他科では、術前の自己血からクリオプレシピテートを精製する自己フィブリン糊が広く用いられ、市販製剤と同様の高い効果が報告されている。今回われわれは、患者自己血から精製した自己フィブリン糊を用いて接着法を行った。症例数はわずかであるが、鼓膜穿孔閉鎖成功率92.9%、聴力改善成功率71.4%と過去の市販製剤を用いた報告と同様に高い成績が得られた。他科での報告と同様に、接着法においても自己フィブリン糊は市販製剤と同様の効果があると考えられる。
収録刊行物
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- Otology Japan
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Otology Japan 19 (5), 654-659, 2009
一般社団法人 日本耳科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679750024576
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- NII論文ID
- 10026280463
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- NII書誌ID
- AN10358085
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- ISSN
- 18841457
- 09172025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可