理科に対する興味の分類

書誌事項

タイトル別名
  • Classification of Students’ Interests in Science and Relation of Interests to Use of Deep-Processing Learning Strategies and Spontaneous Learning Behavior
  • 理科に対する興味の分類 : 意味理解方略と学習行動との関連に着目して
  • リカ ニ タイスル キョウミ ノ ブンルイ : イミ リカイ ホウリャク ト ガクシュウ コウドウ ト ノ カンレン ニ チャクモク シテ
  • —意味理解方略と学習行動との関連に着目して—

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説明

理科における種類の異なる興味を弁別可能な尺度を作成し, それぞれの興味の特徴について検討することを目的とし, 小学5年生から高校1年生まで1,998名を対象とした質問紙調査を行った。結果, 理科に対する興味は「自分で実験を実際にできるから」などの項目からなる「実験体験型興味」, 「実験の結果に驚くことがあるから」などの項目からなる「驚き発見型興味」, 「わかるようになった時うれしいから」などの項目からなる「達成感情型興味」, 「色々なことについて知ることができるから」などの項目からなる「知識獲得型興味」, 「自分で予測を立てられるから」などの項目からなる「思考活性型興味」, 「自分の生活とつながっているから」などの項目からなる「日常関連型興味」, 以上6つに分類されることが示された。また, 「思考活性型興味」や「日常関連型興味」は, 「意味理解方略」や「学習行動」と関連のある重要な種類の興味であるにもかかわらず, どの学年においても他の種類の興味に比べて低い, ということが示唆された。

収録刊行物

  • 教育心理学研究

    教育心理学研究 63 (1), 23-36, 2015

    一般社団法人 日本教育心理学会

被引用文献 (10)*注記

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参考文献 (14)*注記

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