糖原病に合併した肝細胞癌の1例

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タイトル別名
  • A Case of Glycogen Strage Disease Type I a With Hepatocellular carcinoma

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説明

33歳糖原病Ia型の男性. 3歳時に他院にて肝腫大を指摘され肝生検にて糖原病Ia型と診断された. 19歳時より多発性の肝腫瘍のため当院へ紹介され, 経過観察を行った. 腫瘍は非常に緩やかな増大傾向を示し, 一部では縮小傾向を示す部分も認められた. 32歳時に肝左葉外側区域部分切除術を施行. 組織学的に中分化が主体の肝細胞癌と診断された. その後腫瘍は急速に増大し33歳時に死亡された. 糖原病では肝細胞癌の合併は極めてまれである.

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 43 (1), 43-49, 2002

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (14)*注記

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