ペグインターフェロンα2a単独投与中に多型紅斑型薬疹を生じたC型慢性肝炎に対し天然型インターフェロンβ製剤の投与によりウイルス排除が得られた1例
書誌事項
- タイトル別名
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- The utility of natural human interferon.BETA. in a case of chronic hepatitis C with a history of peg-interferon.ALPHA.2a related erythema multiforme
- 症例報告 ペグインターフェロンα2a単独投与中に多型紅斑型薬疹を生じたC型慢性肝炎に対し天然型インターフェロンβ製剤の投与によりウイルス排除が得られた1例
- ショウレイ ホウコク ペグインターフェロン アルファ 2a タンドク トウヨ チュウ ニ タケイコウ ハンガタヤクシン オ ショウジタ Cガタ マンセイ カンエン ニ タイシ テンネンガタ インターフェロン ベータ セイザイ ノ トウヨ ニ ヨリ ウイルス ハイジョ ガ エラレタ 1レイ
- The utility of natural human interferonβ in a case of chronic hepatitis C with a history of peg-interferonα2a related erythema multiforme
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説明
ペグインターフェロン(Peg-IFN)製剤による全身性紅斑の既往がある症例にインターフェロンβ(IFNβ)製剤を投与し持続ウイルス陰性を達成し得た症例を経験した.症例は64歳女性.C型慢性肝炎(Genotype 1b,低ウイルス)に対してPeg-IFN単独療法を施行したが,全身性の多型紅斑のために中止となった.ステロイド内服および外用薬で皮膚症状は軽快した.その後,IFNβを用いて抗ウイルス治療を再開したところ皮膚症状は出現せず36週間の投与を完遂し,持続ウイルス陰性を達成した.近年Peg-IFNやリバビリンによってSVR率は飛躍的に向上したが,副作用によって投与困難な例や脱落する例も散見される.IFNβ製剤はPeg-IFN療法が副作用のために継続困難な症例に対する治療選択肢のひとつとして考えられる.<br>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 51 (3), 112-118, 2010
一般社団法人 日本肝臓学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679769331712
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- NII論文ID
- 10026101348
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 10613573
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可