書誌事項
- タイトル別名
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- A case of Vp4 hepatocellular carcinoma with lung and brain metastases, successfully treated by multimodal therapy
- 症例報告 Vp4肝細胞癌の肺・脳転移に対し集学的治療により著効が得られた1例
- ショウレイ ホウコク Vp4 カン サイボウ ガン ノ ハイ ノウ テンイ ニ タイシ シュウガクテキ チリョウ ニ ヨリ チョコウ ガ エラレタ 1レイ
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抄録
症例は66歳の男性.門脈本幹に腫瘍栓の進展を認める肝細胞癌に対してlow dose FP動注療法を行いCRが得られた.以後外来にて5-Fu 750 mgの動注治療を1年4カ月にわたり継続した.治療開始2年後に両側の多発性肺転移・単発脳転移を認めた.QOLを考慮し脳の転移巣を切除し,5-Fuを基本とした全身化学療法(CDDPおよびEPIを併用)を行なうも効果は得られなかった.肺転移の増悪のため化学療法をすべて中止し,十全大補湯(TJ-48)の投与を開始した.十全大補湯投与開始5カ月後に血清AFPおよびPIVKAIIは正常値になり,肺転移巣は痕跡となり,CRを2年維持している.肺転移は化学療法終了時増悪傾向を呈しており,その治癒には十全大補湯が強く関与していると考えられた.文献的考察を加え報告する.<br>
収録刊行物
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- 肝臓
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肝臓 49 (7), 320-326, 2008
一般社団法人 日本肝臓学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679770110592
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- NII論文ID
- 10021939170
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- NII書誌ID
- AN00047770
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- ISSN
- 18813593
- 04514203
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- NDL書誌ID
- 9585545
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可