C型肝硬変に対しレジパスビル・ソホスブビル治療を行いRapid virological responseが得られたが再燃を来した1例

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タイトル別名
  • A case of hepatitis C related cirrhosis with genotype 1b relapsed after combination therapy with Sofosbuvir and Ledipasvir
  • 症例報告 C型肝硬変に対しレジパスビル・ソホスブビル治療を行いRapid virological responseが得られたが再燃を来した1例
  • ショウレイ ホウコク Cガタ カンコウヘン ニ タイシ レジパスビル ・ ソホスブビル チリョウ オ オコナイ Rapid virological response ガ エラレタ ガ サイネン オ キタシタ 1レイ

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抄録

<p>症例は77歳男性．C型肝硬変（genotype 1b）に対してレジパスビル（Ledipasvir：LDV）・ソホスブビル（Sofosbuvir：SOF）治療を12週間行い，治療開始後4週でHCVRNA陰性化が得られたが，治療終了後4週で再燃した症例を経験した．同治療での海外の第3相試験ではウイルス学的著効が得られなかった症例が数例報告され，また国内の第3相試験でもLDV・SOF治療にリバビリン（Ribavirin：RBV）を併用した群で1例（1/81例；1.2%）の再燃症例が報告されている．海外の報告では治療開始時点でNS5A耐性変異を有していた症例に再燃がやや多いとされ，国内の再燃症例もNS5A耐性変異を有しており，本症例も同様に治療開始時点でNS5A耐性変異を有していた．</p><p>またLDVおよびSOFはP糖蛋白質の基質であるため，P糖蛋白質を誘導する薬剤との薬物相互作用に注意が必要である．</p>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 57 (8), 391-396, 2016

    一般社団法人　日本肝臓学会

参考文献 (9)*注記

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