副生の水酸化カルシウムを用いたC<sub>2</sub>Sの製造とCO<sub>2</sub>排出量原単位

  • 庄司 慎
    電気化学工業株式会社 セメント・特混研究部
  • 樋口 隆行
    電気化学工業株式会社 セメント・特混研究部
  • 山本 賢司
    電気化学工業株式会社 特殊混和材部
  • 盛岡 実
    電気化学工業株式会社 セメント・特混研究部

書誌事項

タイトル別名
  • MANUFACTURING OF C<sub>2</sub>S USED BY PRODUCT CALCIUM HYDROXIDE AND ITS CO<sub>2</sub> EMISSION

説明

副生の水酸化カルシウムとケイ石を原料として、ロータリーキルンでの焼成試験を行った結果、遊離石灰や不溶解残分はわずかであり、純度の高いC2Sを得ることができた。副生の水酸化カルシウムとケイ石からC2Sを製造するときのCO2排出量原単位は124.5kg-CO2/トンとなり、普通ポルトランドセメントを基準とした場合には83.9%のCO2削減となった。このC2Sを炭酸化して用いると、C2S 1トンに対して理論的に500kgのCO2を吸収することができる。カルシウムカーバイド工業の副生の水酸化カルシウム21万トンをすべてこの用途で用いると、11.6万トンのCO2を吸収することが可能である。

収録刊行物

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参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679806346752
  • NII論文ID
    130004745800
  • DOI
    10.14250/cement.67.553
  • ISSN
    21873313
    09163182
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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