ラット視床下部におけるグルタミン酸含有ニューロンの免疫電顕的観察
書誌事項
- タイトル別名
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- IMMUNOCYTOCHEMICAL STUDIES OF GLUTAMATE-LIKE IMMUNOREACTIVE NEURONS IN THE RAT HYPOTHALAMUS
- —Synaptic Interactions between Glutamate and Somatostatin Neurons—
- ―ソマトスタチン含有ニューロンとの形態学的相関について―
抄録
ラット視床下部・下垂体系におけるグルタミン酸含有ニューロンの分布と微細構造を免疫電顕的に観察し, さらにグルタミン酸含有ニューロンとソマトスタチン含有ニューロン間のシナプス相関について, 二重免疫電顕的に観察した.グルタミン酸様免疫陽性ニューロンは, 視床下部の室周囲核および弓状核に多数分布していた.これらグルタミン酸様免疫陽性ニューロンには免疫陰性で性質不明のニューロンから多数のシナプス入力を受けている像がみられた.さらに, 弓状核においてグルタミン酸様免疫陽性ニューロン同志間のシナプス形成もみられた.正中隆起外層では, グルタミン酸様免疫陽性終末が下垂体門脈系毛細血管の血管周囲腔の基底板に直接接しているのが確認された.二重免疫電顕的観察により, 弓状核においてソマトスタチン様免疫陽性終末がグルタミン酸様免疫陽性ニューロンの細胞体にシナプスを形成している像, および室周囲核においてグルタミン酸様免疫陽性ニューロンとソマトスタチン様免疫陽性ニューロンの両ニューロン相互間のシナプス形成が観察された.以上の観察結果から, グルタミン酸含有ニューロンとソマトスタチン含有ニューロンは, 視床下部でシナプスを介して相互に情報連絡を行っている可能性, およびグルタミン酸は神経伝達物質としての機能の他に視床下部ホルモンとして下垂体前葉ホルモンの分泌調節に関与している可能1生が示唆された.
収録刊行物
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- 昭和医学会雑誌
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昭和医学会雑誌 57 (1), 56-63, 1997
昭和大学学士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679811134336
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- NII論文ID
- 130001824659
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- ISSN
- 21850976
- 00374342
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可