術後経過から筋緊張性ジストロフィー症と診断された食道癌の1例

  • 谷島 聡
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科
  • 尾作 忠知
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科
  • 鏡 哲
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科
  • 大嶋 陽幸
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科
  • 池田 憲
    東邦大学(大森)神経内科
  • 根本 哲生
    東邦大学(大森)病院病理
  • 島田 英昭
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科
  • 金子 弘真
    東邦大学外科学講座(大森)一般・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Esophageal Cancer Diagnosed as Myotonic Dystrophy from Postoperative Clinical Course
  • 症例 術後経過から筋緊張性ジストロフィー症と診断された食道癌の1例
  • ショウレイ ジュツゴ ケイカ カラ キン キンチョウセイ ジストロフィーショウ ト シンダン サレタ ショクドウ ガン ノ 1レイ

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抄録

食道癌の術後,喀痰の喀出困難や嚥下障害,筋力低下が進行したため初めて神経筋疾患を疑い,筋緊張性ジストロフィー症(MyD)の診断に至った症例を経験した.本症例は,肺癌の手術歴や漏斗胸,5-fluorouracil(5-FU)によって誘発される高アンモニア血症,周術期における呼吸機能障害や嚥下障害など多彩な臨床像を呈した.術後16カ月で,進行する筋委縮が原因と考えられる肺炎で永眠された.MyDでは種々の良性・悪性腫瘍が合併することは知られているが,MyD患者における食道癌の手術報告は少ない.

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参考文献 (14)*注記

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