心理士が活動するにあたっての検討課題(合同シンポジウム:心身医療における心理士の活動と責務,2009年,第1回日本心身医学5学会合同集会(東京))

書誌事項

タイトル別名
  • About Psychologists' Activities and Duties in Psychosomatic Internal Medicine: Issues to Considerate for Psychologists' Activities(Symposium/Activities and Responsibilities of Psychologistsin Psychosomatic Medicine)
  • 心理士が活動するにあたっての検討課題
  • シンリシ ガ カツドウ スル ニ アタッテ ノ ケントウ カダイ

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説明

心身医療における心理士の役割は,「心身症,小児心身症などを主とした受診者に対し,担当医師の依頼を受け,その指示のもと心身医学的アプローチを行うことで症状の改善を得,発症前の,あるいは,よりストレス耐性を高めた状態に導く」ことかと考える.特に,チーム医療の中で,また,内外で活動するにあたり,心理士は医師の指示・指導のもと構造的な手続きによる治療目標・契約を設定し,必要な医療知識を含めた専門性により適切な治療を行い,さらに,社会的な立場を明確にしたうえで,その責務は果たされるものと考える.これまでに日本心身医学会,日本心療内科学会などを中心に,心理士の位置づけ,役割,医師との連携,医療知識などについて論議が交わされてきた.今回,さらなる発展のために,心身医療における心理士の活動と責務について述べるとともに,責務を全うする際に考えられる課題を提示し検討した.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 50 (2), 103-108, 2010

    一般社団法人 日本心身医学会

参考文献 (5)*注記

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