精神科からみた最近の動向(<特集>摂食障害の最近の動向)

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タイトル別名
  • Current Topics in Psychiatry(<Special Issue>Current Trends of Eating Disorders)
  • 精神科からみた最近の動向
  • セイシンカ カラ ミタ サイキン ノ ドウコウ

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抄録

わが国において摂食障害,神経性食欲不振症の診療と研究が,心療内科や内科の医師らを中心に始まった.1990年代半ば頃から摂食障害が,過食と排出行動を呈する患者の増加と相侯って,精神科の病気として注目されるようになった.なぜなら,摂食障害患者にうつ病や不安障害,物質常用障害などの併存症が高率であり,万引き,自傷行為,自殺企図などの問題行動を呈するからである.そこで本稿では精神科の話題として,DSM-5で改訂された神経性食欲不振症の診断基準について,次いで働く女性に摂食障害が増えていること,発達障害を併存した摂食障害患者,万引きする摂食障害患者について取り上げた.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 54 (2), 140-145, 2014

    一般社団法人 日本心身医学会

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