書誌事項
- タイトル別名
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- Application of Heibyo Theory.
- ヘイビョウ リロン ノ ウンヨウ
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説明
今日, 文明の発達による体の冷却因子の増加により, 病気は複雑になりつつある。これには, 陰病の存在が意外に多い。病いは一つの流れを持っており, 慢性病においては, その病気の流れに, 同一個体に同時に相関連する二薬方の存在 (例えば, 少陰病の薬方と少陽病の薬方という具合に) する病態主認められること主多い。このような状態を藤平健博士は併病といわれる。博士の提唱される併病理論の応用により, 難治性疾患を治癒へと導き得ること主多く, 今回, 併病理論に基づいて, 陰証に用いられる薬方と陽証に用いられる薬方を各々, 朝, 夕と用いた。尋常性白斑に真武湯と温清飲加黄柏, 乾癬に真武湯, 当帰四逆加呉茱萸生姜湯, 大柴胡湯合桂枝決苓丸, アトピー性皮膚炎に, 真武湯, 補中益気湯, 当帰芍薬散の投与にて治癒または改善へと導くこと主出来た。慢性疾患における併病理論の運用について考察してみたいと思う。
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 44 (2), 197-200, 1993
一般社団法人 日本東洋医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679885194240
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- NII論文ID
- 130001417000
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 3857282
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可