9カ月齢ラム肉の食味と消費の可能性について

  • 宇佐川 智也
    石川県農業短期大学家畜飼育学研究室
  • 中村 誠
    石川県農業短期大学家畜飼育学研究室 石川県農業短期大学畜産物利用学研究室
  • 加藤 啓介
    石川県農業短期大学家畜飼育学研究室 石川県農業短期大学畜産物利用学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Palatability and Consumer Acceptance of Nine-Month-Old Lambs
  • 9か月齢ラム肉の食味と消費の可能性について
  • 9カ ゲツレイ ラム ニク ノ ショクミ ト ショウヒ ノ カノウセイ ニ ツ

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抄録

「飽食の時代」といわれる今日では,食肉に対しても高級化・多様化が求められており,子羊肉(ラム肉)の人気が高まりつつある。前報では,国産ラム肉の消費の可能性を探るために,6ヵ月齢ラム肉(サフォーク種)を用いて,ラム肉の食味に対する消費者の評価についてアンケート調査を実施し検討した。我国のめん羊飼養頭数は最近になってわずかずつ増えてきているが,まだ全国でわずかに約3万頭にすぎない。このわずかな頭数の中から肉用素畜を有効に利用するには,前報のように6ヵ月齢で肉にしてしまうより,もう少し大きく育ててから肉にしたほうが良いと思われた。そこで本研究では,効率的なラム肉生産のために肉牛肥育並に濃厚飼料を多給し,9ヵ月齢で屠殺したラム肉について,前報と同様に,めん羊飼育の盛んでない地域の一般消費者(石川県民)を対象としてアンケート調査を実施し,消費者のラム肉に対する評価について検討した。

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