解凍法の違いが食肉の諸性質に及ぼす影響について

  • 中村 誠
    石川県農業短期大学畜産物利用学研究室
  • 加藤 啓介
    石川県農業短期大学畜産物利用学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Thawing Methods on Several Properties of Rabbit Meat
  • カイトウホウ ノ チガイ ガ ショクニク ノ ショ セイシツ ニ オヨボス エ

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抄録

食肉凍結の技術は近年進歩が著しく,また家庭用冷凍庫の普及に伴なって今後は凍結肉の家庭での利用がますます多くなるものと期待される。ところが,凍結肉の解凍方法に関しては研究が比較的少ない。凍結肉はそのまま調理される場合もあるが,ふつうは解凍して利用される。解凍方法として一般的なものは,低温または高温空気解凍と流水解凍であるが,低温空気中で緩慢に解凍するのが良いと一般に言われている。家庭でこれを行なうには冷蔵庫を利用することになるが,温度変化が著しいことや汚染の機会か多くなることに加えて長時間を要することを考えると,もっと高い温度で短時間のうちに解凍する方法も捨てされない。そこで,冷蔵庫を利用した長時間解凍と室温,流水を利用した短時間解凍を比較し,それらが食肉の諸性質に及ぼす影響を調べた。

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