書誌事項
- タイトル別名
-
- Disseminated Intravascular Coagulation in a Case of Adult Onset Still's Disease
この論文をさがす
説明
82歳の女性。発熱,食欲不振で発症。皮疹,腋窩リンパ節腫脹,血沈亢進,白血球増多,低アルブミン血症そして肝障害の存在,抗核抗体とリウマトイド因子の陰性および腎障害の欠如より,成人発症Still病(AOSD)と診断された。播種性血管内凝固症候群(DIC)の合併も明らかとなった。鎮痛解熱剤の投与でAOSDは軽快し,それに伴いDICも改善した。約3年後,再びAOSDを再発した。検査データより,DICの診断基準は満たさなかったが,凝固および線溶の亢進状態が認められた。その後偶然,頭部外傷で硬膜下血腫をおこし,DICへ進展した。初回入院時の保存血清で,可溶性接着分子や可溶性トロンボモジュリンが高値を示し,内皮細胞障害が基礎にあると推測された。
収録刊行物
-
- 臨床血液
-
臨床血液 38 (11), 1194-1198, 1997
一般社団法人 日本血液学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680007922944
-
- NII論文ID
- 130004500327
- 10005543479
-
- NII書誌ID
- AN00252940
-
- COI
- 1:STN:280:DyaK1c%2FosFemtg%3D%3D
-
- ISSN
- 18820824
- 04851439
-
- PubMed
- 9423337
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可